ゆき社長

シーゲンガーのお勉強 ゲームプログラマ、ゲーマー、色々!

なぜカレーは飽きるのか

カレーを毎日食べてたら飽きる

そんな声をよく聞きますが なんで?? って聞き返しても

いくら好きでも 毎日同じ料理じゃ飽きる。たとえば 毎日お寿司でも 飽きるでしょ?

・・・たしかに そうだ。

だがしかし ここで1つの疑問が

”カレーって何だ?”

カレーには 沢山の種類がある。ポーク ビーフ マトン キーマ 魚 エビ じゃがいも ナス ・・・

そして それぞれ スパイスの調合も違い 全く違う味なので

お寿司のような 具は違えど 全部酢飯と醤油の味 というわけでもない

が アニスの2週間ほどカレーを毎日作っているが

高校の比 印度人とまで呼ばれたアニスでさえ 飽きるという事が 理解できるようになった

しかし インドでは 毎日カレー でも飽きない。毎日 違うカレーだからと言う

とりあえず カレーの定義から

日本では カレーもサブジもその他のスパイシーな料理は カレーと呼ばれる

もちろん 現地では ”これカレーじゃないよ!” と怒られるが

(外人に 肉じゃが、魚の煮付け、しゃぶしゃぶ、佃煮・・ 等を全て すき焼きと呼ばれるようなものだ)

日本では それらを全てカレーと呼ぶので 日本でのカレーの定義から

カレー=スパイスを使った料理

これでいいと思います

もっと限定すると クミンの香り=カレー といっても良さそうです

日本の 醤油料理で考えると 醤油ステーキ、生姜焼き、魚の煮付け、佃煮、おひたし・・・

これだと 味に飽きるという事は無いと確信します

では、何故 スパイス料理は飽きるのに しょうゆ料理は飽きないのか?

スパイス料理以外のものを 考えてみると

毎日ファーストフード  これはアニスには無理です

毎日フランス料理  美味しい料理とは思いません。南フランス田舎料理は わりとOKだけど

  毎日なんて無理

毎日イタリア料理  フランスよりはましだけど 無理だと思う

毎日中華料理  油っこいし 味が濃くてNGだけど イタリアよりはいける

毎日タイ料理  全然OKだと思う。美味い

そこで考えた。欧米の料理は 飽きる。

食材は どの国も豊富なのに 何が違うか。それは調味料

欧米では バター、塩、お酢 で味付けをしますが

塩辛い、酸っぱい、辛い しかありません

中華では 甘い、辛い、酸っぱい、塩辛い と豊富です

日本では 甘い、辛い、酸っぱい、塩辛い に加えて 旨い(ダシ アミノ酸) が入ります

タイでも ナンプラーには 旨みが入っているので 良いです

では カレーは?

残念ながら調味料は 塩と唐辛子だけで 塩辛い、辛い しかありません

ココナッツミルクや チャイ、ラッシー などで甘いを取っていますが

日本人は 世界一味に五月蝿い国だと言われますが その通りだと思います

とくに アミノ酸の味 旨み に敏感です

この 旨みというのは 日本人だけの味覚と言われたりします

日本では 昔からこの 旨みを重要視して料理していました

例えば 醤油は大豆を麹で発酵させますが その時に大豆のタンパク質を麹がアミノ酸に分解し 旨みが出る

みりんはもち米を麹で発酵させますが その時にもち米のタンパク質を麹がアミノ酸に分解し 旨みが出る

日本酒は米を麹と酵母で発酵させますが その時に米のタンパク質を麹がアミノ酸に分解し 旨みが出る

鰹節は鰹をを麹で乾燥させますが その時に鰹節のタンパク質を麹がアミノ酸に分解し 旨みが出る

昆布は 主成分がアミノ酸であり 旨みがある

Anisの家では 塩を使う事は、新聞の勧誘がきた後に蒔くぐらいしか 使う事が無く

塩分は 醤油でぜんぶまかなっていますが

こんなに日本食には 旨みが重要なのです

では インド人が毎日カレー(塩辛い、辛い、甘い)だけで飽きないのは 何故?

旨みを知らないから というのもありますが

味よりも 香りに敏感なのだと思います

(西洋では 見た目、食感、微妙な味、 アメリカでは ボリューム、手軽さ に敏感)

ここで、カレーに旨みや酸味、甘み を加えたら 毎日カレー食べても飽きないようになる

つまり 日本が印度に一歩近づくわけです

日本人が毎日食べても飽きない 旨みの多いカレーを Anisは開発します

待っててください!!

http://park11.wakwak.com/~kitai/Kitai_Shoyu/MAME/mame13.html

ここを見ると 西洋人には 甘い、辛い、酸っぱい、苦い の4つしか味覚がない

(きっと 塩辛いと辛いの区別がない)

中国人には 上記に加え 塩辛い が増え 5つ

日本人には 更に 旨い、渋い が加わって 7味で世界最高と 言われているそうです

(渋い は 他国では苦いと区別出来ない )